大学時代、私は中学の頃に出会ったT先生みたいになりたかったのと、先生としてだけではなく、一人の人間として、一人の生徒を応援できる教師になりたかったので、教員を目指すことに決めました。

世間体とか学校の名誉とかよりも、生徒の夢を応援できる教師になりたかったのです。

人前で話すのが苦手でコンプレックスになってて、臨機応変力がなくてプライド高くて完璧主義の私には絶対教員なんて向いてないって思っていましたが、コンプレックスも克服したかったので、まずはチャレンジしてみようと思って、教員を目指してみることに。

教員免許を目指してる間にできた男友達がいまして、その人、すごく頭がいいんです!

しかも、株とかパソコンのこととかめちゃめちゃ詳しくて、アルバイトしなくても稼げちゃうくらいで、大学の費用は自分で出してたというすごい人でした!

面白い人でね~。大学で初めて友達になった子と、その男友達とよく一緒に過ごしていました!

教員免許取得のためには、普通の人以上に多く科目を取得する必要があって、人前で話す実習がたくさんあります。

よく空き教室を使って、模擬授業練習、たくさんやりましたよ~。

黒板にチョークで字を書くと斜めになるので、真っすぐ書けるように練習したり、チョークの色使いにも気を配ったりしてね♪

生徒がちゃんと黒板を見えるように自分自身が移動したり・・・。

机間巡視や質疑応答、指名制等・・・。教師にはいろいろなテクニックが必要になるので、生徒が楽しく授業を受けられるような話の仕方の工夫や声の大きさについてもたくさん研究しました。

学習指導要領に従って進めていくのですが、1時間という授業時間の使い道、プリント作り、テキストの進め方等、準備は徹底的に頑張りました。

​大学4年生の頃、教育実習で母校の高校へ行かせていただけることに。

情報と商業の教員免許取得を目指しておりましたが、私の母校は普通科でしたので、商業という科目がなかったため、情報科で教育実習をしました。

私のクラス教官は2年生担当の体育科の女の先生でしたので、私は高校2年生を担当しました。

情報科の教官は男の先生でした。

部活は吹奏楽部を担当させていただきましたが、部活動の教官は私が高校3年生の頃、音楽の先生をされていた女の先生になりました。

私が高校時代にお世話になった学年主任と担任の先生は転勤されていませんでしたので、まだ学校にいらっしゃいました。

学年主任も担任の先生も私が教育実習に来たこと、大学で収めた成績もすごく喜んでくださいました。

嬉しかったですよ。頑張ってよかったなって思いました。

本当に嬉しそうに私を学生や他の先生に紹介してくださって、あの時の学年主任の笑顔は未だに忘れられないです。

自分が何かしたことで誰かに喜んでもらえる。それが何より嬉しかったです。

初めてのこと尽くしで緊張しまくりの私。

先生方の前で挨拶したり、初めてクラス担任をしたり・・・。

教育実習前にOGとして吹奏楽部を教えに行っていたこともあり、2年生の生徒数名とは顔見知りでしたので、少し緊張は緩和されましたけれども。

「生徒全員の顔と名前を1~2日で覚えなさい!」って大学の先生から言われていましたが、結局2週間の教育実習が終わっても全員は覚えられませんでした。

覚えようとして、朝早く教室に行って生徒と話したりとかもしていましたが、全員は無理でした。

学校の先生の記憶力は本当にすごいと思います。尊敬します!

生徒一人ひとりに気を配るのも大変ですが、日々新しい情報を取り入れて勉強して、朝から晩まで仕事。土日は部活。なおかつ生徒の相談にものって、生徒の将来も一緒に考える。教員って本当にすごく大変な仕事だと思います。

情報の授業で最後に学生のみんなにアンケート調査に協力してもらいましたが、そのアンケート調査の回答に、「先生は小学校の先生に向いてると思います。高校生向けの授業ではありません。」って書いてありましてね・・・(笑)

​確かに、私の授業は小学生向けだったのかな~と反省。わかりやすく教えようと、噛み砕いて授業をしていたことや話し方が小学生向けだったのかもしれません。

それぞれの生徒の年齢に合わせて授業をするのも難しいことなんだなと思いました。

すごく勉強になりましたよ。

みんな、協力してくれてありがとうね!

教育実習が終わってから、教育実習に行く目的の1つでもあった、昔からの憧れでもある「先生方との飲み会」に行きました。

生徒の頃は、先生方の飲み会には絶対参加できませんでしたし、どこに行くかも教えてもらえなかったですからね。

お世話になった先生や、私が高校生の頃担当してくださった先生方との飲み会!

先生方の「先生」としてではなく、「プライベート」の姿に触れた私は、本当に幸せで楽しくて、あの時間は今でも忘れられない大事な思い出になっています。

私のためだけに開いてくださったお疲れ様会、本当に嬉しかったです。

先生方、本当にありがとうございました。

お世話になりました。