私は高校2年生の頃、有名音楽大学に行きたいと思うようになりました。

その時、音楽の先生に相談したら、「幼い頃からやっていないと音大には入れない。今からじゃ無理だ。」と言われました。

もちろん親からも「音楽大学へ行っても、その先の就職先はほとんどない。」と言われました。

そして、ある先生からは「お前は成績がいいから、一年浪人すれば良い大学へ入れるぞ。」と言われました。

私の人生、学校のためにあるわけでもないし、後輩のためにあるわけでもない。良い大学へ行くのがそんなにいいことなのかな?と、思っていました。

結果、みんなに反対されてやけになってしまった私は、その他、行きたい大学もなかったので、「学生の間はお年玉もらえるしなぁ~」と思い、そんな不真面目な理由で大学進学することを考え始めました。

実際、あの時、大学はどこでもよかったのです。

ただ、学校の先生から言われた大学にだけは入りたくなかったというね。反抗期だったのかな?

もっとちゃんと自分と向き合って、周りの人の意見に左右されずに、やりたいことを貫き通せばよかったのにね。後悔先に立たず。

高校3年生になって、音楽の担当の先生が変わり、女性の先生になりました。

その先生は、「今から初めても、頑張れば有名な音楽大学じゃなければ入れるかも!」とは言ってくれたのですがね。有名音楽大学じゃなきゃ嫌だったんですよね~。頑固でプライド高かったからね~。

「何のために、何を学びたくてそこの大学に行きたいの?」って言われたとき、大学で何を学ぶかもわからないし、ただ漠然と「音楽を続けたい」って思ってただけだったので、周りの意見に負けちゃったんですよね。

「音楽で食べていけるのは幼い頃からずっと続けている人だけ。趣味でも音楽はやれるよ。」みんなから口を揃えて言われたこの言葉に対して、言い返せるほどの強い気持ちがまだ私にはありませんでした。

浪人するのが世間体的によくないと言われ、大学の行く場所に迷った私は、タイピングが得意だったので、パソコン関係の大学に行くことに。

みんなに反対されて、反抗期に入ったこともあり、結果、先生の話は一切無視。自分で大学を決めました。受験勉強はしたくなかったので、指定校推薦で大学に合格。

指定校推薦で合格した後、我に返った私は、強面の進路指導の先生に相談。

「やっぱり指定校推薦で合格したけど、別の大学行きたい!」と。

そしたら、先生に「ふざけるな!せめて行くだけ行って学校やめろ・・・etc」って言われて、めちゃめちゃ怒られました。

投げやりになってたとはいえ、自分で選んでしまった道。何度も後悔しました。

悔しくて悔しくて。「反抗期のバカヤロー!!」って感じ。今思うとね。笑

もちろん、大学側にも私が指定校推薦を覆そうとした話は筒抜け。

進路が決まってから入学するまで、いたたまれなかったです。もちろん大学時代も。

この時、私は、「この先どんなことがあってもその道で必ず成果をあげて、どんな世界でも生きていける人間になる!」って心に決めたんです。

私の一言でいろいろな人にたくさん迷惑をかけちゃったからこそ、絶対に私は大学に4年間通いきって、大学で何かしらの成果をあげよう!って思いました。

それから大学でめちゃめちゃ頑張ったんだよな~。

大学対抗簿記大会2級部門全国優勝、成績優秀、教育実習、答辞・・・。

大学で頑張ろうと思えたのは、この先生との話し合いがきっかけでした。

自分に自信がついたのも、この先生のおかげかな。

「大学4年間で払ったお金や時間は何だったんだろう・・・。」って思ったこともありましたが、めちゃめちゃ充実した4年間だったので終わりよければすべてよし!!笑 良い出会いも一杯あったしね(≧w≦)ノ

先生は子供の夢を応援する仕事だと思ってたので、学校の名誉のために私の人生を決めようとする先生と、「指導」の域を越えて、自分の「感情」で生徒に接する先生にはなりたくないな~と思いました。

「私は子供の夢を応援できる先生になりたい」って思って、大学に入ってから教員免許取得に励むことにしました。